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事業再構築補助金 第2回公募の採択結果から考えたこと

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岐阜市の中小企業診断士、羽根田です。

 

本日、事業再構築補助金の第2回目公募の採択結果が発表されました。

https://jigyou-saikouchiku.go.jp/pdf/result/tokubetsu_chubu02.pdf

 

幸い、私が事業計画作成のお手伝いさせていただいた事業者様は全て採択されていました。

ここからが再構築のスタートですので、引き続きしっかりとサポートさせていただこうと思います。

 

ところで今回、第1回目公募、第2回目公募の結果が出そろったわけですが、私自身の経験や

結果を踏まえ、採択されるために必要な要素について確信をもつことができました。

 

それは当然、補助金という性質上、様々な要件を満たしていることは大前提として、

①自社の強み、弱みについて客観性をもって棚卸し、

②事業環境の機会、脅威について裏付けをもって正確に把握し、

③自社の強みを活かして機会を捕えるビジネスモデルを作り上げる

という基本や原理原則を押さえたストーリーになっているかということだと思います(更に

ここにアフターコロナという要素を絡めていく必要がありますが)。

 

この骨格部分が弱い事業計画は、やはり説得性や必要性に欠け、要件を満たしてスタートライン

に立ったものの、どれだけ厚化粧をしてもその後のビジネスコンペに勝ち抜けないのだと思います。

 

私自身としては補助金の利用はあくまで手段であるという認識であり、補助金が目的になっている

ご依頼は全てお断りさせていただいておりますが、中には既に「このフォーマットなら採択される!」

とパッケージ化された計画やノウハウ集をビジネスにされているコンサルや士業の先生が

いらっしゃいます。

 

それ自体は良し悪しではなくビジネスに対する考え方の違いであり否定はしませんが、事業再構築

補助金ポータルサイトにある採択事例集の通り、採択された計画の記載方法、様式、項目、表現法等

はバラバラで、「これなら採択される!」というフォーマットは無いと思います。

 

逆にほとんどの要素がバラバラの中で、採択事例に唯一共通するのが、「上記①②③を押さえた

ストーリーが固く、厚い!」ということではないでしょうか。

 

弊社では以上の考えに基づきまして、事業再構築補助金についてご依頼があれば、まずはノウハウを

凝縮した簡易ヒアリングの中でこのストーリーの整理をさせていただき、その後の進め方について

ご相談をさせていただきます。